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キリギリス実は遊び人じゃない説

こんにちは。
近所の川土手に割と大きな桜の木があるのですが最近ツタがすんごいはえちゃってるからある程度除去しておくか…。
と思い立ち物凄く古びたちっこいノコギリやらハサミやらでひたすらツタ共と格闘してたら中々に重労働で体の節々がそこはかとなく痛い気がする肉球です。

sakututa.jpg

枯れ色ばかりの冬にあってなんとも瑞々しい緑モッサモサだし綺麗だよね蔦。
だけど流石にコレは桜の木君の負担がヤバそうなんで出来る範囲で除去し申す!!

そんな訳で軍手すらつけないとかいう野良仕事を舐め腐った失礼極まりない素人スタイルにて1時間ちょいほどひたすら伐ったり引っぺがしたり奮闘。
ある程度さっぱりして桜の木表面も露出してきたからとりあえずこの辺にしとくか、等と思い最後に根元のほうのでっかいツタを除去してたら物凄く冬に似つかわしくないお方が登場致しました。

kirigir.jpg

もしかしてこれキリギリス?え、今冬だよ??
キリギリスって貯蓄もせず遊び惚けて冬越せず結果アリさん達に

「あれが刹那主義者達の末路で御座る・・・」

とか言われるキャラだって小学校の頃童話で教わったんだけどどういうことなの?!

なので気になってネットでちょい調べてみたところどうやらこれはクビキリギリスという種類であろうことか普通に越冬する将来設計きちんと考えてます系昆虫なようです。
まじかよアリとキリギリスとかいう童話をこの年まで疑う事すら無かったのにおっさんは騙されていたというのか・・・。
あ、うん、別にどうでもいいというかこれまでの人生において何の問題も無いけど。

ちなみに名前の由来は一度噛み付くと首だけになっても離れないからとかいう結構物騒な理由からだそうです。
一見真面目そうな人ほど切れたらヤバいからね、昆虫の世界もきっとそうなんでしょう。

tutayaku.jpg

んでいつものかなりどうでもいいネタなんかを追加しときますと博物誌で有名な大プリニウス曰くセイヨウキヅタをワインで煮込んだものは二日酔いに効果があるとしています。
これは神話上で酒に関連した神であるバッカスと古い儀式なんかが背景になってるのですがその辺は前に木の暦ネタで少し触れた気がするので省略。
他にもいろいろな治療薬として利用されていたようですがキヅタの液果から作られた酢は1665年に起きたロンドンの大疫病において広く使われたとか。

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