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パセリの話 [植物ネタ]

どうも。
昨日の一人居酒屋での出費が痛かったんで今日起きてから
平均額をネットで調べたら3000円前後とか言われて
動揺を隠せない肉球です、、、

そして午前中は頭痛かったけどなおったので今日はパセリ先輩の
凄さについて色々語ろうかと思います。

pas.jpg

お刺身やお惣菜パックにちょろっとだけついてたりと、なんか
少々切ない扱いを受けることの多いパセリですが、栄養素の高さと
伝説や言い伝えの多さは数多いハーブ軍団の中でもトップクラスの
実力者だったりします。

栄養価についてはスルーしますが、伝承によるとパセリは

ギリシャ神話における「死の使い」という意味の名を持つ アルケモラスが蛇に噛まれ流した血から生えてきた

パセリは本来デメテルとゼウスの娘であるペルセポネに捧げられた ものでギリシャでは葬儀に用いられた

と、なにやら厨二心をくすぐるような伝承持ち。
パセリ先輩マジパネェ!!

あ、ペルセポネってのは冥界の神さまのハデスに連れ去られた時に
冥界の食べ物(柘榴)を食べてしまったため冬を冥界で過ごし、春になると
地上へ戻るという生活をすることになった女神さんね。

そしてここでちょい問題なのが前者のアルケモラスって人についてなんですが・・・。

私の手持ちのギリシア神話辞典とかだと調べてもこの名前の人
載ってないんですけど一体何者なんだろうか?

最後の手段でヤフッたりもしたけどヒット数自体少ない上に
記事は「ギリシャの瀕死の英雄」としか書いてないんです;;

うーんこれは困ったことになったぜぇ、、
という訳でギリシャ神話辞典をもう一度調べてたら
どうも アルケスティスとアドメトスの話がかなり怪しい気がしてきました。

簡単に紹介すると
アルケスティスって王女様の親父が難題を出して達成出来たら娘やるよ発言 →アドメトスって王様がアポロンの助言とアルテミスの力を借りて達成 →アルテミスにお礼するの忘れて激おこ、大量の毒蛇を寝室に待機させる →なんやかんやあって「じゃあアドメトス以外でも誰かひとり犠牲で許す」 →当然皆自分が大事なんで誰も名乗り上げない →見かねてアルケスティスが犠牲になる →献身的な愛にペルセポネが感激、甦らせて無事帰宅

って感じの話なんですが、どうもこの夫婦の間には二人の息子が
出来てトロイア戦争に参加してるみたいなんですよね。
とうことはその息子のどっちかがアルケモラスって事なんじゃあ
なかろうかと個人的に思ったんだけどあってるかは解らん。。

なにやらちょい長くなりましたがそんな訳で冥界とか死と関係が
深い植物だという伝承がある訳ですパセリには。

その辺が影響していると思われる迷信なども多く

パセリは成長しきるまでに3回(7回、9回とかの場合もある)地獄へ 行かなけばならないので非常に成長が遅い

悪人が植えたパセリはよく育つ

他人からパセリを貰うのは不幸を招く事になる

パセリは流産を呼び込む

等々、かなり物騒な迷信目白押しです。
あとはちょっと変わったのだと

パセリが庭に良く育っている場合その家はかかあ殿下である

雷雨の時に集めたパセリを水に浸したものは視力を回復する眼薬になる

年に3度、頭にパセリの種を振りまくとハゲが治る

赤ん坊はどこから来るの?と聞かれた場合の回答として パセリの苗床から金のすき(農具)で掘り出されるのだと答えるのが この地方(イギリスのどこか)での主流である

等というのも存在するようです。

そんな感じでちょいワルってレベルじゃねぇパセリ先輩ですが
名前(属名petroselinum)はギリシャ語で岩を意味するpetros と
パセリを意味するselinonが由来で、ローマ皇帝ネロの時代のギリシア人
医師ディオスコリデスによって名づけられたそうです。

その後中世にはpetrocilium とちょい簡略化、さらに後に英語化されて
petersylunge→persele→perseley 最終的に今のparselyに落ち着いたのだとか。

キリスト教初期の時代には聖ペトロに捧げられた植物であり、
パセリの種をまくのは聖金曜日の午前がもっとも適している等の伝承も
見受けられるようです。

ちなみに国によっては10月30日の花であり
花言葉は 勝利 死、祝宴、気紛れ
占星術では水星の支配下にあるとされています。


他にもちょい追記しとこうか悩む部分があったりしますが、これ以上無駄に
ごちゃごちゃすると拙いんで今日はこの辺にて。。

・・・というか一応はゲームブログの筈なんだけど最近全然ゲーム
やってないなおい;;
ドラクエヒーローズ出るまで暫くはこんな感じになるかもしれんどす。。
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非リア充用クリスマス小ネタ [植物ネタ]

明日はクリスマスイブですかそうですかー。

TVなんかでもイルミネーションキラキラだったり若いカップルが
イチャイチャしてたりと毎年恒例のリア充一大イベントのようですなー。。




このエセキリシタンどもがッ!!!!

とまあ独り身の心のシャウトはおいといて・・・;;

今日は折角なんでクリスマスっぽいネタでも載せようかと思います。
サンタ等に関しては昔記事にしたんですがクリスマスツリーに関しては
どうだったか記憶があいまいなんで、その辺もちょっとだけ入れておきます。

まず、クリスマスツリーについてですが原型となったのはマルチン・ルターさんだってのを
前に記事にしたような気がするのでその辺は省略。
イギリスなんかではクリスマスツリーのレンタルなんてのもあるらしい。
(23日夜~25日まで貸し出しで、26日朝に業者が回収→植林するとかで  一部で好評だったらしい)

クリスマスの起源についても前に書いたので省略。

今回紹介するのはクリスマスの飾りとかについてです。

クリスマスには西洋ヒイラギ、キヅタ、ヤドリギなんかが重要な意味を持つ
植物だったりします。
ヒイラギに関してはスーパーで売ってる料理やケーキとかに
プラスチックのちっこい飾りがついてるんでお馴染みじゃないかと。

hiiragi.jpg

キヅタはまんまツタね。
うちの前にそれっぽいのがあったのでデジカメで撮影してみた。

IMG_0109.JPG

んで最後にヤドリギさん。
ほかの木の枝とかに寄生して成長するやつです。
このヤドリギってのはケルトや北欧神話でもかなり重要な意味合いを持つ
植物でして、北欧神話のバルドルって神様をあぼんした
ミストルティンってのはこのヤドリギのことですな。

yadorigi.jpg

前に某所で
「私の好きな神話武器はミストルティンの槍です!」
ってのを見たことあるんですが、実際のとこそんな武器は無いので注意!
(某漫画の影響なんかねあれって)

まあ詳しく載せると長くなるんでやりませんが、とりあえずこの三つが
クリスマスの葉飾りとして有名な植物です。

んでなぜにこの三つなのかといいますと、常緑植物だからという説が
いまんとこ有力っぽい。
ツタの写真からもわかるようにほかの植物枯れてるのに冬でも緑全開ですね。

なので死の季節である冬に対して不死のシンボルとして用いられたとか、
もっと起源をたどると単に冬でも瑞々しくて見た目良いからとか
そんな感じの説があるようです。

それはわかったけどクリスマスとの関係は何なのよ?
ってことですが、これは古代ローマに行われたサトゥルナリア祭(12月に一週間行われる)や
古代ケルトの風習なんかが関係してるっぽいです。

ヤドリギを例に挙げますと、この植物は属名がViscm、これは
ケルト語のgwidが由来だそうです。
そしてヤドリギ(mistletoe)は古代英語のmistiltan(異なった枝)
からきてるとの事。

ケルトのドルイド僧にとって樫の木に生えたヤドリギは魔術的にも
大きな意味を持っており、金の鎌で採取しなければならない等の
決まり事もあったようですな。

んで古くからの習慣でこの時期のヤドリギはクリスマス以降じゃないと
採取したり家に持ち込んだりすると災いを起こすってのもあったり。
これに関しては一時期キリストの十字架を巨大なヤドリギで作っていたという
地方の言い伝えに関連するのかもしれませんが詳細は不明。
(厳密には冬至祭に関するそうのような習慣があったが、キリスト教普及により  その後上記の理由+時期が重なることからクリスマスの習慣になった?)

まあその辺の事情がいろいろ合わさって、イギリスの方なんかでは

12月24日以降じゃないと持ち込んじゃ駄目
十二日祭(1月6日)の夜までには外に出さないと駄目

って習慣ができたようです。

とまあなんかよくわからん内容になりましたがそんな感じで。。
サーセン、長文打ってたらなんか疲れたんでこの辺で終わりにしますww
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ガーリックの小話。 [植物ネタ]

ちょいと仕事の波に押しつぶされそうな今日この頃です;;
てかクリスマスって何だよ?!!
等と世間様に逆切れしたくなるくらいの残業っぷりです、、、orz

とりあえず今日はこれまた何の脈絡もありませんがにんにくについて
ちょい語ってみる。。

ハーブの中でもかなり古い歴史をもつニンニク。
ガーリックという名前の意味はアングロ・サクソン語の
gar(ガル)=槍 とleac(リーク)もしくはlac(ラック)を
合わせたものです。(リークとかラックは香味料の野菜の意)
槍ってのはニンニクの葉が平たくて長い事から、槍っぽいということで
ついたらしい。
昔から魔除けの力があると信じられていまして、ギリシア神話なんかでも
モリィという魔法避けの名前で登場してたりします。
(というか、おそらくモリィがニンニクの事だろうと言われてます)

また、古代エジプトでもその薬効成分は注目されていまして
ピラミッド建設の際には怪我の薬として、はたまた滋養強壮剤として
賃金とともにニンニクが支払われたとか何とか。

まあそんな訳で色々といい事尽くめなニンニクですが、ご存知の通り
臭いがキツイ、、、、
スペインの旧王国であるカスティリアの王アルフォンソはその臭いが嫌で
1368年、11月21日に

「ニンニクを食べた騎士は30日間謁見にくんな!」

という法律まで作ったそうです。。
まあ臭いっちゃ臭いよね、アレは;;

最後に、ニンニクを使った古いおまじないを一つご紹介。
他人の偏見から身を守りたい人は、13個のニンニクをつないで作った
ネックレスを13日間身につけます。
そして最後の日の夜に、二つの道が交差する場所でネックレスを頭上に
投げ、そのままふりかえらず家まで走って帰りましょう。

ってことなんですが・・・・・・・・・・・。

 

思いっきり変質者だろそれ。。

 

いや、いくら昔のおまじないだからって言っても無理があるよねコレ;;
そんなネックレスしてる時点で周りからは偏見の嵐だと思うんだが;;;;;


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