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今日からエニシダの月

こんにちは。
もうすっかり秋深しな気温になってきたので流石にいないだろうと思ってたセミを昨日ジョギングコース途中に発見してまじかよ?!ってなった肉球です。
既に鳴き声は2週間前位から途絶えてるんだけど気づかないだけで生き延びてるセミ達もいるんだなぁ…。

akioka.jpg
↑ SD先生が適当に描いてくれた秋の風景画。

最近は30キロ前後の荷物を余裕かまして運んでたら降ろす際に右腰を痛めたり久々にウォーキングよりジョギング比率上げてみたら右ふくらはぎの謎痛が再発したりとおっさんボディのポンコツ化を強制自覚させられる今日この頃でテンションも下がり気味ですが木の暦の方がエニシダの月に突入したので一応その辺のことを載っけとこうと思います。


◇ エニシダ Broom (Cytisus scoparius)

broom2.jpg

オガムアルファベット12番目のNgetalに対応する木で期間は10月28日~11月24日。
学名のscopariusは「箒に似た」という意味。
プランタジネット王家の紋章にはエニシダが採用されており二本のエニシダの間を通るジェネット(ジャコウネコ科の小さな肉食獣)という構図になっています。

この植物はスパルチンという過剰に摂取すると幻覚等をもたらす成分を有することが原因なのか輝くような黄金の花からは想像できないような不吉な迷信の多い植物であり大抵は5月にエニシダの枝を屋内に入れると破滅をもたらすといった内容のものが残っているようです。
(魔女が箒に乗って飛び回るイメージの由来はこの幻覚作用だとする説あり)
その一方でおびただしいほどの花をつけることから幸運や豊穣の象徴として田舎の結婚式などでは花嫁の通り道に各種ハーブや小麦、花などと共にエニシダを振りまく習慣もあったとか。

seidaka1.jpg
↑ 画像はセイタカアワダチソウだけど黄色いので何となく。

神話や伝承などに登場する記録としては聖母マリアがヘロデ王の差し向けた兵から逃れるためエニシダの茂みに隠れていた所この植物の種が大きな音を立てて弾けた為「おいバレるから止めろや!」とクレーム入れたみたいな話もありますが宗教関連ネタなので省略。。

古い時代にはビールを作る際ホップの代わりにエニシダが使用されていたそうです。
また薬としても多く利用されていたようで16世紀の薬草医ジョン・ジェラードは自書の中でイングランド国王ヘンリー8世は暴飲暴食などで体が弱った時はエニシダの粉末をお湯で溶かして薬として飲んでいたと記しています。
最後に恒例のどうでもいい補足ですがエニシダは占星術において火星の支配下にある植物らしいです。

broom1.jpg

これでとりあえずケルトの暦では一年分紹介終わった(ケルト世界では11月1日が元旦)ので木の暦ネタはこれで最終回になりそうですかね。
ただ12の木以外にも重要な祭典の木とかが少しあるのでもしかしたらその辺を気が向いたときに触るかも。
てか本当はリチャード2世とかの話なんかも入れたかったんですがAI絵画先生がエニシダをなかなか認識してくれなかったので断念してたりします。
前より読み込みとかのスピードはめっちゃ速くなったんだけど出力(単語とかの指示入力)が難しくなったような気がするのは気のせいだろうか・・・。

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