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悪い子のためのサンタクロース講座(復刻)

こんばんわ。
本日3回目の歯医者に行ってきまして前回虫歯治療やったし今回は楽勝だろ?とか思ってたら歯石云々でゴリンゴリン削岩された肉球です。
というか虫歯削ってる時より痛いってどういうことなんだよ先生?!!

さて、本日はクリスマスまであと1週間!て事でミスタークリスマスことサンタクロースおじさんについての記事でも載っけとこうと思います。
とは言ってもこの前のハロウィンと同じくすんごい昔に書いた記事のほぼ写しなんだけどね;;


■ サンタとクリスマスの関係

クリスマスといえばサンタクロース!が現在の常識ですが、
実は元々サンタクロースとクリスマスは無縁だったりします。
・・・や、いきなり子供の夢を壊す発言ですが、どうやらそうらしい;;

サンタクロースのモデルとなったとされるのは聖人サンクト・ニコラウスって人だというのは結構有名ですが、この人の命日が12月6日。
そして、北欧の方では一般的に昔から12月5日ないし6日にサンタはやってくるのだとされています。

ちなみに2月14日のバレンンタインデーはバレンタイン司祭の命日、
つまりサンタも同じ理由で命日にお祭りっぽいことやるのか~。。
・・・とか思っちゃいけません!
といのうは、サンタクロース=ニコラウスという概念が強いんですがそもそも北欧ではニコラウス=サンタでは無かったんですな。

ニコラス自体は4世紀頃と古い人なんですが、キリスト教が本格的に北欧圏に広まったのが10~12世紀頃、そしてニコラウスの祝日としてシンタクラース祭がオランダで始められたのが14世紀頃の事なので、それ以前はキリスト教に全く感化されていない元来の風習があったのです。
クリスマスが北欧の冬至祭を起源にしているというような話は前にちらっとしましたが、サンタクロースの起源もまた北欧にあると言われてるんですよ。



↑冬至祭の一つ、キェカタスってので牛に仮装してる女の子イメージ図。


■ では一体サンタって何者なのさ?!


北欧では12月5日、髭伸ばしまくりで白い馬に乗ったじいさんが従者を引き連れてやってくるそうです。
これこそがサンタのルーツらしき人物なのですが、なんとこのじいさん北欧神話の主神であるオーディンであるとされるんですよ。



なんかこんな感じの人ね。
んでも実際の祭りでは大抵の場合ハリボテみたいな馬の胴体に足突っ込んだおっさんが登場します。



何となく間抜けですが、おじさん頑張ってるから悪口いっちゃいかんです。。
んで、引き連れてる従者ってのがまた凄い。
クランプスという名前で呼ばれるこの従者たちは皆一様に人間じゃあねえ格好してます。。
とくに先頭を歩くシャープって呼ばれる従者は鞭を振りまくってたりします。



こんな感じで鞭をヒュンヒュン鳴らしながら行進するらしい;;
なんか怖いぜサンタ軍団;;;;;
んで、ご一行は目的地(人が集まってるとこ)に到着するとお菓子なんかをあげるんです。
おお、その辺はまともだな!
・・・とか安心してはいけません!!

サンタ率いるクランプス軍団、ここで寸劇なんかを子供達に披露するんですがその内容が何か凄いんです、、、
サンタと死神、そして悪者の男という何とも凄い登場人物によって行われるこの劇、ラストはサンタの命令により
悪者が死神に首切られて終わるのです;;

・・・うは、悪い事したらいかんよ?という教訓とはいえ
これはちょっと子供ドン引きなんじゃなかろうか;;;;;
しかしそれより極悪なのは劇が終わった後です。
首領(サンタ)の号令で会場へとクランプスが乱入し、手にした枝の束で客を滅多打ちにします。
しかも老若男女お構いなしです。。

このとき、「ちゃんといい子にしてるか?」などと子供に質問するらしいんで日本のなまはげに似てるっちゃ似てますね。
違うのは親だろうが年寄りだろうが滅多打ちって所でしょうか;;
何か脱線しかけましたが、まあそんな感じです。

要約すると
クリスマスは12月24日頃の北欧の冬至祭がルーツであり、キリスト教の介入によってキリストの誕生日として取り込まれた。

サンタクロースのような人物の起源は北欧の神ないし土着の精霊じみた存在だったが、ニコラウスの祝日と時期が同じだったことからキリスト教に取り込まれ定着した。

上記の理由から宗教上において重要な日(12月25日)にこの二つを合わせたものを行うようになった。

とりあえずこんな感じかと。
しかしながらニコラウスが元になっている特徴が現代まで残っている部分もありますので次はその辺を紹介。

■ なんでサンタは煙突から進入+靴下に
 プレゼント入れるの?

サンタといえば不法侵入!
皆が寝静まった深夜に煙突からこっそり現れ靴下にプレゼントを残して逃走する訳ですが、これはニコラウス氏の行動が元になってます。

あるところに貧しい家族が住んでおりました。
あまりの貧しさにこの家の三姉妹は結婚もできず、それどころか身売りされそうな状況に陥っていたのです。
それを知ったニコラウスさん、この家族が寝静まったのを見計らい庭に侵入、そして金貨の入った袋を煙突めがけて投げたんだそうな。

10464942.png

これによりサンタクロースは煙突から現れるってことになったのでありました。
また、この投げ込まれた金貨ですが暖炉のすぐ傍でつるして干されていた靴下に見事スッポリ入ったんだそうです。
なので、クリスマスプレゼントは靴下に入れるようになったとか何とか。

■ 悪人?黒いサンタクロース

最後にちょいおまけな話でも。
サンタといえば赤い服というのが現在の常識ですが、実は当初は赤くなかったりします。
赤くなった理由としてはコカコーラ説とか修道服説とか色々ありますがその辺はごちゃごちゃしてるんで省略;;
んで、昔は黒いサンタクロースがいたとされるんですな。

10464930.png

うーん、どうみても悪人だな;;
てか、実際黒いサンタは悪人だったりします;;;;
というのは、各家庭で親が子供をしつける際に 悪い事すると黒いサンタにさらわれるよ? とか言い聞かせてた地方もあるそうです。
(物取りを指して呼ぶこともあったらしい)

なので、もったいないお化けみたいな存在かと思いきや実は黒いサンタは実際に居たらしいです;;
この辺も色々宗教問題が絡んできて面倒なので省略しますけど;;;


以上、長くなりましたがそんな話です。
モデルとなるものがこんな感じで存在するって訳ですが、現在のサンタクロースは最早独立した一つの新しい存在って感じがするのでそれはそれでいいのかも知れませんね。。
・・・や、散々書いといて何ですが;;
とりあえず最後に記述しときますが、あくまで私はサンタにはモデルがあった、という事を書きたかっただけですのでご了承下さいませ。。

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