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ハコベの話

なにやらスーパーで春の七草セットなるものが売っていたので折角だしナズナのネタでもするか!
と思ったら以前既に触れたネタだったので本日はハコベの事でものっけてみます。

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◇ ハコベ Stellaria media  占星術=月の支配下にある

属名のStellaria はラテン語で星を意味するStellaが由来。
小さな白い花が夜空に輝く星のような形であることからこの名が付けられました。
ニワトリやヒヨコが好んで食べることから飼料として利用されヒヨコグサとも呼ばれます。
銅を多く含む植物であり古くから薬草として利用されていたようで湿布にしたり煎じた液を目薬にしたりと様々な方法が記録されているそうです。

古い時代にはハコベの蒸留水にオレンジもしくはレモンの皮を加えた所謂ハーブティーのようなものが痩せ薬として人気を博しました。
他にも有名な塗り薬としてはハコベと赤いバラ一掴み分を約1リットルのマスカット種のブドウ液に入れ4分の1まで煮詰める、その後羊の足からとれる油と混ぜたものがありまして当時の謳い文句によればこれを患部に塗ると「神の御加護があれば3回手当するうちには治ってしまう」優れた薬効だったとか何とか。

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イギリスのとある地域では古くからハコベの影には小さな妖精(ピクシー)が身をひそめているとされました。
とは言っても現代日本的な感覚の「可愛らしい姿をした妖精」ではなく非常にきまぐれかつ危険な存在でして日が暮れた後にハコベの花を摘んだものはこの小さな妖精たちから「ピクシーのまどわし」にあい家までの帰路を突然忘れてしまったり色々と酷い目に遇わされると恐れられていたそうです。

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妖精はかなりざっくりと説明いたしますと
(あくまで「今回のケースでいう妖精」の話ね)

神と悪魔の最終戦争においてどちらにも味方しなかった日和見主義の天使、精霊達が神側勝利後に敵に与した訳じゃないけど手伝いもしなかったからおまえらの力ボッシュートな!
ってされた存在でしてその際に神様から人間を直接害するのは禁止されてたりします。
なのですが俺らをこんな姿にしやがった上に偉そうな事言いやがってよぉ!!
とばかりに基本めちゃおこであり隙あらば間接的に人間を害しようと虎視眈々と機会を伺うやべぇ連中が大半なので皆さんも十分注意しましょう。


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